代表あいさつ
一社)緑内障フレンド・ネットワークは、緑内障患者の手で運営・活動している会員制の患者組織です。2000年に柿澤映子さん(現顧問・元外務大臣柿澤弘治氏夫人)によって設立され、その後2017年に組織を法人化して現在に至ります。活動にあたっては、日本緑内障学会の先生方からもサポートをいただいております。
緑内障は、『失明』という言葉と結び付けられることが多く、多くの緑内障患者が、不安や心配を抱えながら、誰にも相談できずに一人で戦っておられます。また、家族や友人に相談してもなかなか理解をしてもらえず、ますます孤独に陥ることもままあります。
こうしたことから私たちは、緑内障患者が正しい知識を身につけることで、希望をもって治療に臨めるよう、また患者同士で交流することで、『自分は一人ではない』ということを実感して勇気をもって病気と向き合えるよう、そのためのさまざまな活動を行っています。
そして、緑内障の早期発見のため、社会一般に対して啓発運動を進めることも当会の重要な活動の1つです。
どんな病気にも言えることですが『その病気になった人でないと分からないこと』がたくさんあります。緑内障患者同士で悩みや体験を共有し、励まし合うことは、患者にとって何よりの『良薬』であると考えます。
緑内障患者が少しでも不安を解消し、笑顔で過ごせるよう、これからも活動を進めてまいります。そして、仲間として一緒に活動してくださる皆さまをお待ちしております。
代表理事 中村暢子